
「自分が買いたいと思うものを作らんと、お客さんに胸を張って売ることはできん」ちょっぴり日焼けした前田漁協長の顔は、自信と誇りに満ち溢れています。
カッコいい歳の取り方をしているオヤジ(ごめんなさい!)です。
当時まだ実験段階だった海洋深層水の取水を待ちきれず、関係者一同を船に乗せ、手持ちの設備だけで見事深層水を汲み上げてみせたことや、衛生面でもお客様に安心して食べてもらいたいと、工場の屋上に干し場を新設することを思い付き、周囲の反対をよそに工具片手に屋外の非常階段を上り、工場の屋上に出入り用の穴を開けてしまったことなど、数々の伝説を持つ前田漁協長。
背中を押すのはごまかしのない仕事で、漁師が命をかけて採って来た小木のイカを全国に広めたいという熱い思いです。