天然塩「あかり」という名前は、バードウォッチャーの聖地と呼ばれる舳倉島の野鳥たちが無事に目的地まで飛んで行けるよう灯りを照らす思いと、灯りの熱で海水を蒸発させて結晶をつくることから名づけられています。
この塩を作っているのは、舳倉島で育った大角さん。塩づくりを始めてから様々な試行錯誤と年月をかけてたどりついたのが、灯りで照らす低温結晶法でした。この製法では、1トンの海水からできる塩がたった20kgという大変な仕事です。
それでも塩の質を重視し、手がかかっても納得できるものを作りたいと、じっくり手をかけているのです。
この塩に魅せられた輪島の「さくらや」さんは、カフェと能登の工芸品を扱うギャラリーでこの天然塩を販売しています。