
これが海藻?!初めての食感

能登の精進料理に欠かせない食材、海ぞうめん。糸こんにゃくのようなつるつるとした喉越しと適度な歯ごたえが楽しめる海藻です。酢醤油やごまだれをかけていただきます。
灰色なのは灰干しをしているから。灰をしっかりと落とした後、水で戻すと綺麗な緑色になりますが、湯を使うと薄い紫色に。どちらの色でも味は変わりませんが、緑色が一般的です。
珍味となった能登の味覚

海ぞうめんは奥能登でも一部の外海に面した場所でしか採れない珍しい海藻です。かつては精進料理の必須食材でしたが、収穫期が5月〜6月と短いうえ、最近では量も少なくなり今では珍味とされています。今井商店では、「能登の味を子どもたちに伝えたい」という思いから生産者との信頼関係を生かし、商品の確保と求めやすい価格の維持に努めています。
珠洲沖は上質な海藻の宝庫

能登半島最先端。禄剛崎灯台が見守る珠洲沖は、日本海の荒波が打ち寄せる外浦とリアス式のおだやかな海岸線が続く内浦の潮の流れがぶつかるポイント。海流の複雑な動きによって、質の良い海藻類が豊富に育ったとも言われています。偶然ともいえる自然条件がいくつも重なった珠洲沖はまさに海藻のゆりかごなのです。
熟練の目利き。袋詰めまで手仕事で

きれいな海でゆっくりと育った海藻を採るのは昔から海女の仕事。今でもシーズン中は鎌を手に素潜りで一枚一枚海藻を刈ります。最近では採れる量も減る一方ですが、今井商店では先々代の時代から特に腕の立つ生産者を限定して仕入れを行っているため、上質な商品が安定して手に入るそう。仕入れた商品は目利きの鋭さで生産者からも一目置かれるおばあちゃんの指示でランク分けされ、手作業で丁寧に袋詰めされます。海女が命がけで採ってきた海藻を一枚も無駄にできない。そんな気持ちがこもっているのかもしれません。
商品名 | 珍味海ぞうめん |
内容量 | 20g |
原材料 | 天然海ぞうめん(奥能登珠洲産) |
保存方法 | 常温 |
賞味期限 | 2021年8月31日 |
製造者 | 株式会社今井商店 〒927-1214 珠洲市飯田町13部92番地 0768-82-0116 |
備考 | 商品供給:年間100袋 |