
杉を使った和紙

原料の杉の繊維が、素材としてしっかりと感じられる和紙。思わず撫でてみたくなる素朴で優しいテクスチャーです。少し厚みがあるため、どっしりとした印象を与えます。能登の山に生える杉の木々が、和紙という形で生活の中に身近に使えるのは嬉しいことですね。
使い方いろいろ

もともと、ランチョンマットとして作られたこの杉皮紙。食卓にもたらされる和紙の温かみがいいですね。こぼしたらどうしよう!?と、ちょっと緊張しながら食べるのも良いでしょう!その他、使い方は様々。ここぞ!と言う時のラッピングに使ったり、ぽち袋をつくってみたりと。いろいろと楽しんでみましょう。
杉皮100%

杉皮100%で和紙を作ったのは、この仁行和紙が初めてなのです。能登にある自然を和紙に漉き込めないかと言う想いから生まれました。製材所から分けてもらうと言う地元の杉の皮。本来捨てるべき部分を有効に、そして素敵に変身させました。杉皮を細かく砕いてから薪で焚く鍋で約一日煮込みます。そのあと水でよく洗い、たたき、つぶして繊維状にさせます。そこからは一枚一枚手透きで和紙が作られていきます。
京美さんと和之さん

仁行和紙を作っているのは、遠見京美さんと息子さんの和之さん。仁行とは、輪島市三井町の山里にある集落の名前です。谷間を川が流れていて、その川に架かる木の橋を渡って仁行和紙の工房にたどり着きます。工房の中は山水が流れ出る音が響き渡り、動力の音は一切ありません。しーんと張りつめた空気の中で、京美さんと和之さんはそれぞれの和紙作りに励んでいました。お二人の作る和紙の素敵さと素朴さが、お二人に会ってみると納得です。人柄が和紙から伝わります。この仁行という土地で、自然に逆らわずに和紙を漉いている。能登の自然が和紙となってその素朴さや魅力を十分に表現している気がします。
能登スタイル「のとびと」へ
山水の恵みを受けて作られる和紙

和紙を作るのは、寒の季節が年中で一番作りやすいんだと、和之さんが教えてくれました。それは、寒の水には雑菌が少ないから。酒造りも味噌作りもみんな寒の時期。水が大切なものは、同じなんですね。輪島の三井町・仁行の集落の川沿いにある小さな工房。煙突から煙が出ています。材料を煮る釜と漉いた後に和紙を乾燥させる道具は薪を焚きます。原料となる植物はナタや木の棒でたたき、つぶします。紙を漉くのはもちろん人力。紙を砕く時だけ、唯一動力が使われます。でも、これはあくまでも細かい繊維を作り出すためのもの。なくてもいいんだとか。ほとんどの行程が、人力で行われる仁行和紙作り。そのためか、工房の中は水の音、人の動く音、風の音だけが響いていました。
商品名 | 杉皮紙5枚セット |
内容量 | 320mm×430mm |
原材料 | 杉皮 |
製造者 | 能登仁行和紙 929-2367 輪島市三井町仁行青谷前239 0768-26-1314 |
※送料込み商品です。その他商品をご購入された場合は別途送料がかかります。
こちらの商品を複数ご購入の際、送料超過分をお値引き致します。(お届け場所により異なりますが、2セット目から700〜900円の値引きとなります。一個口での発送が可能な場合)その他仁行和紙の商品をご購入の場合も、クリックポストの送料200円をお引き致します。ご注文完了後、担当者からのメールにて合計金額を訂正致しますので、ご確認くださいませ。
※こちらはラッピング・熨斗不可商品となります。
※北海道、沖縄にお届けの場合は別途送料500円を加算させていただきます。ご注文完了後、担当者からのメールにて金額を変更してご連絡致しますので、ご確認ください。