▲TOP
商品ご購入を検討中の皆様へご注文者さま以外のお問い合わせについて
奥能登特撰「珠洲木炭」3kg
能登半島の先端珠洲市にて、若き炭焼き職人が作る上質な木炭
パチパチっと、炭がいい音を立てて赤く燃える様。ひとつの風景を作り出しているかのよう。そして炭の燃える時の匂いがたまらない。若き炭焼き職人・大野さんが作る黒炭は品質の良さが自慢の自信作。火付きがよく、火力が強く、そして火持ちがいいのが特徴です。実際に、火鉢で使ってみました。そしたら火持ちの良さに驚き!ゆっくり、ゆっくりと燃えていきます。じんわりとした温かさをゆっくりと伝えてくれるのであります。
冬には火鉢に炭を入れて暖をとってみましょう!炭ってこんなに温かかったのかと、気づかされます。また、七輪に炭を入れて、炭火焼にもチャレンジ!カマス、サンマ、牡蠣、干物、餅などなど。炭火で焼くと美味しさも倍増。楽しさも倍増。
火付き、火持ち、火力の3拍子整った珠洲木炭。高品質を得るために重要なのは焼き加減、と大野さん。また、炭にする木は、丁寧に扱い、まっすぐになるように切ります。木を割る時は、木に負担をかけないように、目を見極めてきれいに割ります。そして、常に大事にしているのは木をできるだけ丁寧に扱うということ。丁寧に扱い、まっすぐになるよう切ることで、炭窯に高い密度でつめることができるのです。炭窯に木が詰まっていれば詰まっているほど品質の高い炭が出来上がり、また量もたくさんとれます。隙間が多いと、その部分に酸素が流れて灰になってしまいますからね。と、自分が作る炭について熱く語ってくれた大野さん。しかし、最後に「でも、結局は勘なんです」と、お茶目な笑顔も。父親の家業を継ぐことを決め、炭焼きの仕事を始めた頃に先代のお父様に聞いてみたんだそうです。「焼き加減ってどうしたらいいの?」と。そしたら「勘」と言われ、思わず突っ込んでしまったとか。しかし、先代が言っていた「勘」という言葉は、長年重ねてきた経験によって裏打ちされているものなのだということを、自分で炭を焼くようになって、実感しているようでした。
現在、お茶炭作りに取り組み、能登半島でその産地化を勧めている大野さん。そのためにまず始めたこと、それはお茶炭に適した“クヌギ”の木を植えることでした。5年前から、せっせと山にクヌギを植え始めたそうです。しかし、植える場所を探すこと、交渉、植林、手入れと大変なことも多く、産地化するにはまだまだ長い道のりが続きます。それでも、近くに金沢という、茶道が盛んな地がある能登半島。金沢の伝統文化と能登の産業が結びつけられたら、そんな夢が膨らみます。高齢化に伴い荒れて来た山々。これまでに自分たちで植えてた2000本に加え、今秋初めて環境保全に興味のある方たちと一緒に、1000本のクヌギを植え、合計3000本を達成することが出来たそうです。こういった活動は今後も続けていきたいと言う大野さん。いつの日か、能登半島の珠洲が、お茶炭の産地として知られる日もそう遠くはないかもしれません。若き炭焼き職人が使命感に燃えて、地域の人とともに山に木を植え、炭を焼いているのです。(数字は取材当時)
能登スタイル「のとびと」へ
※本商品は熨斗、及びラッピング対応不可商品です。※複数個ご注文で1個口で発送可能な場合は、2個目から送料分として若干安くなる場合がございます。メールにて正しい金額をご連絡致しますので、ご確認下さい。「3kg×2袋」の商品もございますので、2袋ご希望の方は、そちらをご注文下さい。
※北海道、沖縄にお届けの場合は別途送料500円を加算させていただきます。
■ 商品レビューをご紹介します♪
能登スタイル