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志賀の郷農園ころ柿 3L 8個入り
完熟収穫した最勝柿を一つ一つ丁寧に仕上げた干し柿3L 8個入
熟成された柿の美しいアメ色に、雪化粧をまとったような上品な出で立ち。口に入れると、噛み応えのある果肉と、とろっと溶け出す蜜の程よい甘みが広がります。 味わう程に風味の変わるころ柿は、志賀町で農家が自家用として生産を始めてから現在にいたるまで400年の歴史を持つ特産品です。 「最勝柿」といわれる干柿専用品種の渋柿の中から、程よく熟したものを厳選し、冬の冷たい風にさらす事で一段と風味を際立たせました。 噛む度に広がる、とろける舌触りと後味に残る旨味さえも是非ご堪能下さい。
能登半島の中程に位置するころ柿の里・志賀町は、かのキリシタン大名、高山右近が治めたとの伝承の残る地です。 密やかに隠れキリシタンが住んだ頃からころ柿の歴史を窺い知る事ができます。 限られた地域にしか育たない最勝柿は、実が大きく種が小さいのが特徴。 希少な柿を使ったころ柿は昔から大きくて甘いと評判でした。 志賀の郷農園では、この土地柄を生かし丹精込めて育てた柿の木から収穫。柿本来の甘味が表面に現れるまでこだわりぬいて作っています。
和紙で包まれた包みを開くと、顔をだすころ柿。まるで和菓子のようなルックスで、その高級感からお茶請けや贈答品としても親しまれています。大切な客人を迎え入れる時にも、家族団らんのひと時にも、一緒に添える事で場が和むこと請け合いです。 通常、干柿はなます等の料理にも使いますが、ころ柿はそのまま食べるのが一番。 珈琲やお茶と一緒に頂くと、上品な甘さが一層引き立ちます。
ころ柿の里で育った志賀の郷農園の小寺さんは、柿農家で育ちました。 50代の時に勤めていた会社を早期退社し、お母さまの亡き後に10年ほど手つかずとなっていた柿畑に手を入れて再生させていきました。 そして、奥さまと二人三脚でころ柿を作り、それを知人に褒められたことが大きな自信となりました。 試行錯誤を繰り返し、納得のいく品質のものができあがりましたが、大変な時がしばらく続いたそうです。 しかし、その高品質が認められ、10年程前からはデパートでも取り扱われるようになり、現在では人気のころ柿になりました。 「日本一の干し柿をつくる」という信条の下、柿小屋で夜通し面倒を見る程、湿度温度管理などこだわりをもってころ柿を作っています。 そんな小寺さんの干し柿を是非一度味わってみて下さい。
甘く柔らかいころ柿が出来上がるには、素材もさることながらその工程に秘密があります。 木材の香り漂う柿小屋の下で、収穫した柿を選定する小寺さんの息子さん、その後ろから奥さまが鮮やかなオレンジ色の中に紅一点赤いリンゴを交えました。思わず訳を聞くと「追熟にはりんごの効果で果肉もアメ色になる」とのこと。 美しく熟した柿の皮を剥き、頃合いを見ながら何度も揉みしだくことで繊維を切り、ヘタの周りまで余すところなく甘さを引き出します。その作業は奥様の体重を変えてしまう程の重労働。 「柿の状態をみて乾燥場所を変えたり、柔らかくなるまで揉んだり、とにかく時間との勝負。」 一家三人で力を込められる少量生産だからこそ、完熟する柿を待ってから収穫し、素材本来の旨味を熟考し活かす、心からの逸品です。
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