奥能登プレミアム　能登しいたけカレー

奥能登プレミアム　能登しいたけカレー

石川県能登町にある農事組合法人のとっこは、しいたけときくらげを栽培する農家です。菌床栽培によって育つしいたけの、生での販売が難しい虫食いのものや大きく育ちすぎたものなどを使った、ロスの少ない、しいたけの美味しさが楽しめるカレーです。なんと、レトルトだけど大ぶりのしいたけが丸ごと1個入っているんです！肉厚でジューシーなしいたけで、食べ応え抜群。ルーにも細かく刻んだしいたけが混ぜ込まれており、しいたけの旨味が口いっぱいに広がります。しいたけの旨味が凝縮されて、豊かな風味が楽しめるカレーです。中辛ですが、しいたけが沢山入っていることで食べやすく、スパイスも和らいでいるため、お子様も一緒にお召し上がり頂ける辛さです。

のとっこのしいたけ

まず菌床（きんしょう）とは、樹木を粉状にしたものに、米ぬかや麦のぬか・水を加えて成形したもの。そこに菌を植え付け、ハウス内（湿度・温度管理ができる施設）で栽培することを菌床栽培といい、この方法では年間を通してきのこを出荷することができます。菌床が袋に入っており、菌が白い菌床の下に黒く溜まって、この黒く溜まった部分が菌床全体に広がっていくのですが、全部広がるまでに5カ月かかります。 菌を培養しているハウスに行くと、精米所のような自然な香りが広がっていました。培養が終わったハウスに行くと、土の香りとしいたけの香りが広がり、菌床は土の茶色と黒色でごつごつとした見た目に変わっていました。かわいい小さなしいたけが育っており、ふわふわと毛の生えたしいたけは、まるで赤ちゃんのようなかわいさです。大きく育ちかさが開いたしいたけは立派で、こうして育っていくのかと成長を感じ、きのこ・しいたけもいきものなのだと、実感する時間でした。

全国最優秀賞受賞！

農事組合法人のとっこでは、2020年2月に行われた全国サンマッシュ生産協議会が開催する品評会で、全国996品の中から最優秀賞を獲得しました。サンマッシュとは菌床しいたけのことで、この協議会は菌床栽培による優良な品質の生しいたけの生産を目的に活動しています。のとっこでは、この品評会に向け特別な用意はしません。
「日々私たちの育てるものが、この品評会の中で今どのくらいの位置にあるのかを知る機会だと考えています。」と代表の上野さん。品評会だからこんなに大きいのではなく、品評会でなくても、大きいしいたけを日々作っているということ。どのしいたけも、のとっこの作る最優秀賞のしいたけなのです。

もったいないをなくす

日本一の菌床しいたけを作るのとっこと、数々の開発実績を持つ奥能登元気プロジェクトが組んで開発された商品が、能登しいたけカレーです。
株式会社奥能登元気プロジェクトでは、障がい福祉施設「奥能登Worksスタジオ」を運営しており、そこで働く人たちと会社が連携し、地域の農産物・水産物・木材を使い、商品の企画・開発から製造までを行っています。この商品も、障がい福祉施設利用者の方たちが調理したものです。

最優秀賞をとった農家が作るしいたけが入ったカレー、ぜひご賞味ください。