米飴の材料は、地元で採れたうるち米と「おやし」のみ。とてもシンプルです。「おやし」とは、大麦の麦芽を粉にしたもの。
うるち米を蒸して「おやし」を加え、一晩寝かせて醗酵させます。これを麻袋に入れて絞った汁を直径1mはある大釜に入れて、じっくり煮詰めること5時間。釜につきっきりで、しゃもじで何度もすくいながら飴の粘り具合を確かめます。季節によって温度の具合が微妙に変わります。
通年同じようにするには添加物が必要になりますが、天然素材の無添加にこだわり、飴の固さを「長年の勘」で調整していくのです。
今は、3代目のヨシ子ばあちゃんから後継ぎし、千四吉さんが釜場を守っています。
米飴を使ったレシピ