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眉丈山焼のめし碗(中)
能登でつくられる遊陶房、眉丈山焼のめし碗
シンプルな色がかわいいご飯茶碗です。カラーバリエーションもございます。形や色を主張するというよりも、ご飯を引き立たせてくれる普段使いの器です。自分用に毎日使うも良し、お客さま用に買い揃えるも良し。ご家庭にいくつかあると重宝します。お気に入りのめし碗は、食事の時間を楽しくしてくれますよね。
全部で3サイズをご用意しました。ひとつひとつ手作りの作品なので、若干の誤差がございます。漆黒、麹塵、胡粉色以外の作品は、同じ色でも微妙に色の出方や釉薬の垂れ方が違います。届いた作品の味わいと出逢いをお楽しみ下さい。
遊陶房のある中能登町金丸地区は、眉丈山という、眉のように低くなだらかな丘陵のふもとにあります。陶芸市などで自分の作品を売っていると、お客様から「これは、何焼ですか?」と聞かれる事が多かったとか。そこで、自宅の裏山である眉丈山の名前をとって「能登・眉丈山焼」と銘打ちました。創作のアイディアや考えをまとめるときなど、よく眉丈山を歩くという上島さん。自然のエネルギーを受けて、それを作品に込めていきます。能登の自然がものづくりに与えるインパクトは、きっと大きいのでしょうね。
遊陶房の「遊」には、離れた土地に行って風物を楽しむ、勉学するという意味もありますが、その名のとおり上島さんの活動範囲は、実にワールドワイド。陶芸家になる前は、サウジアラビアでエンジニアとして働いたり、ヨーロッパの輸入雑貨を取り扱ったり・・・という仕事をしながら、サハラ砂漠の西端マラケシュ、北欧のヘルシンキ、花の都パリや大都会ニューヨークへ。様々なまちを旅した彼が、37歳で郷里である能登で一生の仕事となる焼きものと出会います。「どんなに稼ぎが良くても、これは俺の仕事じゃないと思っていたから」と、陶芸家への転身を振り返ります。遊陶房HPより「それから20年あまりを経て改めて旅と創作の相関関係を再確認した。そう。私にとって、旅することこそ創ること。」死ぬまで現役でいたいと話す上島さんの目標は100歳まで創り続けること。人生の旅を軽やかに進む上島さんの創作への意欲は尽きることがありません。
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